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日本刀の買取相場と高価買取ポイントは?銘・刀工別の価格や買取方法を解説

こんな記事はこんな人にオススメ
  • 日本刀の買取相場について知りたい方
  • 人気刀工・ブランド別の買取価格帯を知りたい方
  • 種類別日本刀の買取ポイントを知りたい方

この記事を書いた人

銀座蔵や スタッフ

青木 優
YU AOKI

査定経験:約10年
得意ジャンル:ブランド品など全ジャンル
趣味:骨董品収集・古物相場の動向リサーチ

ブランド品の鑑定を得意としながらも、骨董品収集という趣味を通じて培った幅広い知識と、古物市場の動向を常にリサーチする探究心で、ジャンルに縛られない多様な品物の価値を正確に見極めます。

ブランド品の鑑定を得意としながらも、骨董品収集という趣味を通じて培った幅広い知識と、古物市場の動向を常にリサーチする探究心で、ジャンルに縛られない多様な品物の価値を正確に見極めます。

かつて武士の魂とされた日本刀は、現在も美術品や骨董品として高い価値を持ち、買取市場でも安定した人気を誇ります。しかし、日本刀の買取価格は銘や刀工、保存状態、登録証の有無などによって大きく異なります。

本記事では、日本刀の一般的な買取相場から、長曽祢虎徹・村正・和泉守兼定といった有名刀工別の価格帯、種類別の評価ポイントまでを詳しく解説。さらに、高価買取されやすい条件や買取前にできる手入れ方法、銀座蔵やが提供する出張・来店買取の流れまで網羅的に紹介しています。

日本刀の買取相場について

日本刀の買取相場は、購入価格の60〜80%程度が一般的ですが、状態や登録証、刀工によって大きく変動します。ここでは、基本的な相場感と査定に影響する要因をわかりやすく紹介します。

一般的な日本刀の買取相場はどれくらい?

先述のとおり、日本刀の買取価格は、購入時の価格の約60〜80%とされ、平均的には2〜5万円から数十万円の範囲が多いです。ただし、保存刀剣なら10万〜100万円、特別保存刀剣になると30万〜300万円を超えることがあります。一方、希少刀や名品では数百万円以上になるケースもあります。

買取価格に影響する3つの要素(銘・状態・証明書)

日本刀の査定では「銘(作者名)」「状態」「登録証や鑑定書の有無」が特に重要です。

まず、銘がある刀は作者が判明することで貴重性が明確になるため価値が高まります。正宗や村正など著名な刀工の銘があれば、大きく評価されます。在銘でない場合でも、職人の作風や打ち込みによって作者を推定できれば評価対象となる場合もあります。無銘刀でも保存状態が良ければ驚くほど高評価となる場合もあります

次に、状態は根幹です。軽微な錆から刃こぼれ、鍛え割れなどの傷があると修復費用を見込んで査定額が下がります。特に錆は進行性のため、早期発見・早期対応が重要になります。

最後に、登録証(銃砲刀剣類登録証)と鑑定書(日本美術刀剣保存協会など)があることで、法的な所持証明と価値証明が整い、信頼性が大幅に向上します。特に鑑定書は「保存刀剣」「特別保存刀剣」など評価ランク付きで、これらがあると査定額が数倍に跳ね上がることも十分にあります。

これら三要素が揃えば、査定時に高価格を期待でき、部分的にでも欠けていると評価が減少します。総合的に判断されるため、どれか一つでも軽視しないことが重要です。

人気刀工・ブランド別の買取価格帯

日本刀の価値は刀工によって大きく異なります。以下では代表的な3名および現代刀・無銘刀の傾向を紹介します。

長曽祢虎徹(ながそねこてつ)の特徴と買取相場

江州彦根出身の長曽祢虎徹は、承応から延宝年間に活躍した名工で、「虎徹銘」の刀が知られています。ネットオークションでは直近30日平均で約11,552円、出品件数が多いタイミングもあり相場のばらつきがあります。ただし保存状態や銘の真贋がしっかりしていれば、評価額は数十万円に達する可能性もあります。

村正(むらまさ)の特徴と買取相場

「妖刀村正」として知られる村正は、オークションでは直近30日平均で約103,264円の落札例があり、出品件数も一定数あります。保存状態が良く、在銘であれば数十万円〜百万円を超えるケースも確認されています。

和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)の特徴と買取相場

関・和泉守兼定は、オークション市場では直近90日平均で約44,585円となっています。専門店では歴史的評価の高い作品や特別保存刀剣では数百万円、場合によっては百万円単位の買取事例もあります。

現代刀や無銘刀の特徴と買取相場

現代刀や無銘刀は相場が幅広く、新古品や無銘の短刀は5千円〜5万円が目安です。鑑定書や保存状態が良好な場合、10万円前後に上昇する場合もあります。在銘で歴史的評価が高いものはさらに高額となる可能性があります。

種類別に見る日本刀の買取ポイント

それぞれの日本刀には形状やサイズごとに査定で重視される基準があり、適切に評価されることが価格に直結します。本節ではランクや種類に応じた買取ポイントを整理します。

刀・脇差・短刀・槍など種類ごとの査定基準

日本刀は刀、脇差、短刀といったそれぞれの種類は長さや用途が異なっており、査定価値にも差が生じます。一般には、同じ状態や鑑定書の有無なら、長さがよりある「刀(打刀)」の方が高価になる傾向にあります。

ただし脇差や短刀も優れた保存状態や希少性があれば価値が上がる場合もあります。槍や薙刀など大型武具は骨董的価値が高く、別途評価されます。

日本刀の種類に関しては以下のコラムでも紹介しています。ぜひ紹介してください。

刀剣を買取に出す方必読!刀剣の基本知識と買取時の注意点を紹介 | 買取専門店 銀座蔵や

鑑定書・登録証の有無が与える影響とは

鑑定書・登録証の有無が与える影響とは

登録証は所持・売却の法的要件として必須です。鑑定書は鑑定機関による真贋・出来栄えの証明として、価格に大きく影響します。特に公益財団法人日本美術刀剣保存協会の証書があると、保存状態が良い刀は大幅に評価が高まります。

登録証や鑑定書がない場合、買取できないか、査定額が大幅に下がる可能性があります。真贋鑑定は公益財団法人日本美術刀剣保存協会に問い合わせることで可能ですが、鑑定と同時に「銃砲刀剣類登録証」も交付してもらう必要があります。銃刀法に触れないよう、証明書関連は事前に揃えておきましょう。

高価買取されやすい日本刀の条件

高価買取の鍵は、保存状態や歴史的価値など、多方面から評価される複合的な要素にあります。本節では、特に価格に影響する3つの条件をご紹介します。

保存状態が買取価格に与える影響

状態の良さは査定額に直結します。特に特別保存刀剣以上の評価になると、錆や刃こぼれの有無が買取価格を左右します。保存状態が良ければ数十万単位で価格が変動するため、専門家による研磨やクリーニングの前に査定を受けるのが賢明です。

錆・欠け・修理歴がある場合の注意点

軽度の錆でも、無闇に錆落としをすると表面が傷んで価格を下げるリスクがあります。修理歴がある場合も構造上の安全性や美観が問われ、査定額が下がる要因となります。専門の査定士に依頼し、状態を見極めてもらいましょう。


歴史的背景や逸話がある刀の評価ポイント

刀工や使用歴、由緒などの背景情報は、骨董的価値を大きく押し上げます。由緒正しい家系の所有や、有名な戦や人物にまつわる逸話がある日本刀であれば、証明資料の提示でさらに評価が高まるため、価格面で有利になります。査定前に由来やエピソードを整理しておくと良いでしょう。

買取前にしておきたい日本刀のお手入れ方法

日本刀は美術品としての価値を維持するため、買取前の手入れが重要です。ここでは、自宅でできるケア方法と査定時に印象を良くするポイントを紹介します。

自宅でできる基本的な手入れと保管方法

日本刀の手入れは3ヵ月に1回が目安で、初めの1年は頻度を上げることで錆防止になります。刀身の油切れを防ぎ、白鞘に収納することで乾燥を保護し、拵ではなく白鞘保管が推奨されます。油はシリコン系鉱物油を初期に用いるのがおすすめですが、丁子油を使うとより手入れが楽になります。

打ち粉は市販の品で問題ありません。無水エタノールで古い油を優しく拭い、研磨道具は素人判断で使用しないように注意が必要です。


査定時に好印象を与えるメンテナンスポイント

買取査定では、油切れのない滑らかな刀身と指紋や汚れのない状態が高評価につながります。無理に研磨しようとせず、柔らかい眼鏡拭きで軽く拭うだけにとどめましょう。刀を抜いたり扱った後はすぐに手入れを行い、鞘当たりによる錆の発生を防ぐことが重要です。

銀座蔵やの日本刀買取方法とその流れ

銀座蔵やでは「出張買取」と「来店買取」の2種類のみを提供しています。どちらも査定料や出張料は無料で、全国対応の安心した買取体制を整えています。

出張買取の特徴と利用ステップ

出張買取は利用者Webサイトのフォームから日時を決めるだけのシンプルな流れです。査定はその場で行われ、現金で支払いされます。重い日本刀も安全に査定できます。

来店買取の流れとおすすめのシチュエーション

来店買取は予約不要で、持参した刀と本人確認書類があればいつでも査定可能です。専門バイヤーが丁寧に査定し、納得すればその場で現金化できます。買い物ついでの訪問や即金が必要な場合に最適です。

査定から買取成立までの具体的な流れ

どちらの方法でも、お電話やWebサイトのフォームで出張買取の申し込み、または本人確認書類と日本刀を直接店舗へ持ち込みます。その後、専門バイヤーが現物を丁寧に査定し、査定額がその場で提示されます。提示額にご納得いただければ即日現金支払いを行いますが、納得できない場合は無料でキャンセル可能です。出張費用や査定料は一切かかりませんのでご安心ください。

よくある質問と買取時の注意点

ここからは、日本刀買取にあたっての主要な疑問や注意事項について、適切な情報を確認しましょう。

銃刀法の登録証がない場合はどうなる?

銃砲刀剣類登録証がない日本刀は、所持・譲渡・売買とも法律で禁止され、買取対象外となります。不明な場合はまず警察に発見届を提出し、「発見届出済証」を受け取って教育委員会主催の登録審査会で正式な登録証を取得する必要があります。登録証を得た後であれば、専門業者での査定・買取が可能です。不一致や偽造品では取引不可となります。

模造刀やレプリカも買取対象になる?

模造刀や居合刀は日本刀ではないため登録証不要で買取対象となることが一般的です。

ただし、真剣として登録されていない非鉄性模造刀や、コスプレ用レプリカなどは専門店やリサイクルショップで取扱・査定が可能です。材質や装飾により数千円から数万円の買取となる場合があります。

相続や蔵整理で出てきた刀でも買取できる?

相続や蔵整理で発見された日本刀については、まず「銃砲刀剣類登録証」の有無を確認しましょう。登録証がある場合は、20日以内に都道府県教育委員会へ名義変更届を提出し、手続きを経て買取が可能となります。

登録証がない場合は、所轄警察署に「発見届出」を行い、届出済証を受け取った後、教育委員会主催の登録審査会に申請して登録証を取得する必要があります。登録手続き後に専門業者で査定を受ければ、相続品でも適切な価格での買取が期待できます。また、相場を事前に調査し、複数業者へ相見積もりを依頼することで、取引につながります。

日本刀を納得の価格で買取してもらいたい方は銀座蔵やへ

日本刀の本来の価値を引き出すには、適切なお手入れと買取方法の選択が不可欠です。銀座蔵やでは出張・来店いずれでも専門査定士が対応し、無料で丁寧に査定します。法的要件を満たした安心の取引環境で、大切な日本刀を納得価格で売却できます。ぜひお気軽にご相談ください。

ご興味のある方はお気軽に以下のリンクにてお問い合わせください。

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