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真珠のネックレスを高く売る! いま買取相場が上がっている理由

2025.10.24

この記事を書いた人

銀座蔵や スタッフ

青木 優
YU AOKI

査定経験:約10年
得意ジャンル:ブランド品など全ジャンル
趣味:骨董品収集・古物相場の動向リサーチ

ブランド品の鑑定を得意としながらも、骨董品収集という趣味を通じて培った幅広い知識と、古物市場の動向を常にリサーチする探究心で、ジャンルに縛られない多様な品物の価値を正確に見極めます。

ブランド品の鑑定を得意としながらも、骨董品収集という趣味を通じて培った幅広い知識と、古物市場の動向を常にリサーチする探究心で、ジャンルに縛られない多様な品物の価値を正確に見極めます。

日本人の女性なら、国産のアコヤ真珠を宝石の一つとして、冠婚葬祭用のフォーマルジュエリーとして保有しているかたは多いのではないでしょうか。

そんな真珠が、生産量の減少や中国などの海外でもブームから、ネックレスなどのジュエリーが高価で買取されていて今、まさにパールバブルが到来しております。

真珠まめ知識

真珠とは、貝の内部で自然に生成される真の珠のことを指し、アコヤ貝、黒蝶貝、白蝶貝、淡水真珠貝など限られた貝の内部でしか生成されません。

貝の内部でカルシウム炭酸塩が分泌されて真珠層が作られます。

日本でも古くから天然真珠が存在しており、古代文献などにも真珠の関する記載があります。

国内では19世紀末に御木本幸吉が日本でアコヤ貝の養殖に成功し、世界初の養殖真珠を生み出しました。この技術により、安定的に高品質の真珠を供給できるようになり、真珠は広く一般にも手に入るようになりました。御木本氏は現在の「ミキモト(MIKIMOTO)」ブランドの創始者です。

日本ではアコヤ貝の真珠の養殖は、伊勢志摩、宇和島、長崎などで養殖されミキモトやTASAKIといったブランドが真珠ジュエリーを手がけ国内外で高いブランド価値を誇ります。

真珠の買取相場が上がるわけ

さて、今回は真珠の相場が上がっている理由についてお届けいたします。かつては「値段がつけられない」とまで言われた高価な宝石、真珠。それが今、かつてない高値で取引されていることをご存知でしょうか?わずか4~5年前には考えられなかったほどの高騰ぶりです。

国産真珠の販売価格が2021年頃の販売価格と比べると約2-3倍になっております。真珠の販売相場高騰により買取価格も上昇しております。

真珠の相場がなぜここまで上昇しているのか、その理由を詳しく解説していきます。真珠の希少性や投資価値が見直され、コレクターや投資家からの注目も集まっています。
一部の高級真珠は、もはや宝飾品というよりも、資産としての価値を持つまでに成長しているのです。

病気の流行などにより生産量減少

水産庁より引用_真珠の生産量の推移_銀座蔵や

真珠は主に養殖で生産されており、1994年(H6)ころから、アコヤガイ養殖業界を震撼させた「赤変病」の大流行がありました。この病害は全国の養殖場に甚大な被害をもたらし、真珠産業に深刻な打撃を与えました。その影響は経済的、雇用面でも大きく影響を受け多くの業者が廃業し、国内の真珠の生産量も大幅に減少しました。

また、グラフにはないですが、2019年(H1)にもアコヤ稚貝の大量死により生産量が減少しています。2019年に発生したアコヤ貝の大量死は、真珠業界に大きな打撃を与え、現在も真珠の供給量に大きな影響を与えています。

アコヤ貝の大量死は、「海水温の上昇」「新種のウイルスや細菌による感染症の流行」「環境汚染」が影響している可能性がありますが、原因が特定されていない状況です。

国産真珠は、赤変病などの流行により養殖されている真珠の大量死があり、希少価値の高まりから真珠の相場や、買取価格の相場が上昇しています。

中国人で真珠ブーム

中国の習近平主席の奥さまは、彭麗媛(ほう りえん)氏は、公の場で頻繁に真珠のアクセサリーを身に付けており、中国で絶大なる「真珠ブーム」が到来。中国を中心とした海外市場での需要が拡大しています。


特に、日本の高品質な「あこや真珠」を求める富裕層が増加しており、価格を押し上げる要因となっています。あこや真珠は、品質が高く海外からの需要が非常に高く買取してもらえるケースが多いです。

ただし真珠はダイヤと違い、生物が海で育んでできた有機物。どうしても経年劣化してしまいます。

くすんだ色の真珠は買取金額が反映されないケースもあるので、売却買取を将来的に考えている方は日頃からメンテナンスをしておくことをおすすめいたします。

円安

(引用:Youtube 日テレNEWSより)


タイトル:【ニッポンの真珠】爆買い!大金飛び交う即売会 価格も高騰3年で2〜3倍に!?

一般旅行客だけでなく、中国本土からバイヤーがこぞって国産の真珠を爆買いするほどに。

それほど、中国の購買意欲が非常に高く他国がバイヤーが買いたくても変えない状況になっているのが現状です。

円安により、日本の真珠は海外のバイヤーにとって、以前より割安に購入できるため、高値でも日本の真珠を手に入れようと競い合い、市場在庫が枯渇する事態も発生。オークション会場では、高額な入札が相次ぎ、激しい競争が繰り広げられています。

このような理由から、輸出量は2022年度と比べると2023年は約2倍に! 円安の影響、トレンド、日本真珠の需要が上がっていることがわかります

海外でも人気

(引用:Youtube 日テレNEWSより)

タイトル:【大人気】日本の真珠 外国人が“爆買い” 展示即売会で飛び交う大金『気になる!』

真珠は日本や中国だけでなく、その他の海外でも高い人気を誇ります。中国では富や純潔を象徴し、贈答品として需要が拡大。

アメリカではタヒチ黒蝶真珠や南洋真珠がファッションジュエリーとして注目され、若年層にも浸透しています。

フランスやイタリアでは自然な形のバロック真珠が「個性の美」として評価され、インドや中東では白蝶・ゴールデンパールが富と権威の象徴として愛用されています。

日本の真珠は世界中のジュエリー愛好家から高い評価を獲得し、その需要はますます拡大しています。

高く売れる3つの真珠

真珠にもいくつもの種類があり、高い評価を得ているのが日本のアコヤ真珠、黒蝶、白蝶となります。

アコヤ真珠

日本の国産ブランドアコヤ真珠。アコヤガイという貝から採れる真珠のことです。

真珠の家90%が中国産の淡水真珠で、アコヤ真珠は世界にある真珠の5~10%を締めています。

美しい照りと光沢が特徴です日本が誇る真珠は、美しい照りと光沢が特徴です。日本の真珠は、照り、巻き、色、形の5つの要素において、非常に高い品質を誇っております。

GIA(Gemological Institute of America)世界で最も権威のある宝石鑑定機関では、日本の真珠は最高ランクの「AAA」に評価されることがほとんどです。

これは、日本の真珠が持つ、きめ細やかな巻きによる美しい光沢や、自然なピンク色など、他の産地の真珠にはない特徴が評価されているからです。

アコヤ真珠は三重県の伊勢志摩が発祥で、その他愛媛県の宇和島や長浜、長崎県の五島列島、熊本県の天草などで生産されています。

黒蝶真珠(くろちょう)

南国の海で育つ真珠。黒蝶真珠は、黒蝶貝という大きな貝から作られる真珠です。
アコヤ貝から作られるアコヤ真珠に比べて、一般的にサイズが大きく、色も黒色だけでなく、グリーンやパープルなど、様々な色合いがあります。南国の海で育つ真珠。独特の黒色やグレー色、グリーン色などが人気です。

白蝶真珠(しろちょう)

白蝶真珠は、南洋の海に生息する白蝶貝という大きな貝から作られる真珠です。
アコヤ真珠よりもはるかに大きく、その美しい光沢と存在感が特徴です。南シナ海で育つ真珠。大きなサイズと美しいピンク色やクリーム色が特徴です。

高価買取可能な条件

冠婚葬祭、普段使いと用途が広い真珠。ファッションに合わせてセットになっている真珠は需要が高く高価買取につながります。2次流通をさせる際に、売りやすくなるため
以下があると買取金額UPにつながりやすくなります

ブランド品である

例えば、国産アコヤ真珠の中でも、ミキモト(MIKIMOTO)やタサキ(TASAKI)など、日本を代表する高級ブランドの真珠は、品質の高さとブランド価値の両方が認められるため買取価格が非常に高くなる傾向があります。

ブランド品の真珠は、花珠(はなだま)クラスに認定されるものもあり、国内外の市場で安定した需要があります。そのため、売却時には通常より高額な査定が期待でき、信頼できる買取店であれば、他のアコヤ真珠よりも優遇された価格で取引されることが少なくありません。

花珠(はなだま)真珠もまた日本真珠輸出入協会(JPPA)やブランド独自の認定証や鑑定証の発行があります。

状態が良い

〇傷やエクボが少ない
傷やエクボの少ない真珠は非常に高く評価されます。エクボとは真珠の表面にできる小さな凹みのことで光の反射や照りに影響を与えます。特に表面が滑らかでエクボやキズがほとんどない真珠は、見た目の美しさが際立ち、ジュエリーとしての完成度も高くなります。そのため、買取や販売の際には、表面に欠点が少ないものほど高値での取引が期待できるのです。

〇照りが強い
照りとは、真珠表面に光が反射して生まれる光沢のことで、光の映り込みがはっきりしているほど高品質とされます。真珠の照りが強いほど、その輝きや美しさが一段と際立ち、見た目の価値が大きく上がります。

〇巻きが厚い
真珠は中心にある核を取り巻く真珠層が厚いほど、価値が高くなります。巻きが厚い真珠は、光の反射や屈折がより深くなり、照り(テリ)が強くなって表面の輝きが際立つため、美しさが増します。また、巻きが厚いことで真珠の色合いも深みを帯び、透明感や奥行きのある光沢が出やすくなります。

また巻きが厚い真珠は耐久性にも優れています。

〇色合いが均一
色が均一でムラがない真珠は、光沢や照りと相まって全体的に美しく見え、ジュエリーとしての完成度も高まります。逆に色むらがある真珠は、光の反射や奥行きが均一でなく、見た目の印象が損なわれることがあります。

〇真珠の粒の大きさ
一般的に、大きな粒の真珠ほど希少性が高く、高値で取引される傾向があります。例えば、アコヤ真珠では6〜7mmが一般的ですが、7.5mm以上や8mm以上の大粒になると、一気に市場価値が上昇します。

鑑定証がある

真珠には日本真珠輸出入協会(JPPA)が鑑定書がついています。鑑定書には、真珠の直系サイズ、色、真円度(丸さ)、巻き、傷やエクボの有無、ランクなどが記載されています。

保証書がある

ブランドや販売店が発行している保証書です。購入後のアフターサービスや品質保証が書かれています。真珠の購入から数年程度の期間の保証になりますので、真珠そのものの価値や鑑定書の信頼性には影響しません。

付属品がある

真珠が収められている内側に布の敷かれたジュエリーボックスの有無は査定に影響することがあります。ただし、その影響は限定的で、真珠そのものの品質が最も重要です。外箱は買取査定にはほとんど影響されません。

買取事例

銀座蔵やでは、国産真珠の買取にも多くの実績があり以下一部の実績をご紹介します。

「ミキモト」パール真珠ネックレス 約6-7.7mm約43cm
買取価格:80,000円

「田崎真珠」パールロングネックレス
買取価格:50,000円

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