テレホンカード買取相場2025｜高く売るコツとプレミア判定

昔使っていたテレホンカード、そのまま保存してある方も多いのではないでしょうか。

テレホンカードは、未使用で状態の良いものや記念・限定版などのプレミアカードであれば、高額買取が期待できるコレクターズアイテム。

買取相場はカードの希少性、保存状態、付属品の有無によって大きく変動し、特に限定版や人気キャラクター、鉄道・イベント記念などのテレカは額面を大きく上回ることもあります。

本記事では、テレカの種類ごとの買取相場の目安、高く売るポイント、買取方法について詳しく解説します。

テレホンカードの歴史

みなさんテレホンカードっていつから使われていたかご存じですか? 今から30年近く前まではテレホンカードは必需品でした。

携帯やスマホが一般的なものになるまでは、外出先の電話と言えば駅の公衆電話を使用するのが当たり前だったために学校に通う学生や会社で働くサラリーマンには、テレホンカードは必需品だったのです。

ところでそのテレホンカードはいつから発売されたのでしょか？調べてみるとテレホンカードは1982年(昭和52年)NTTから発売されました。

1度10円で計算され50度数から500度数まで販売されており、大半の方は50度数のテレカを利用していました。

1995年当時の公衆電話からの市内通話料は60秒10円、距離によって何分話せるかが決まっていました。2025年現在では、県内、県間の通話において10円で56秒が標準となっています。

ちなみにテレカの発行数が最大に達したのは1995年に年間4億353万枚を発行されており、国民1人当たり毎年3~4枚の購入数があった計算になります。

2021年（令和3年）度にはテレカの発行数は年間130万枚に減少しているのだそうです。というか今でもテレカが発行されているというのは少し驚きですね!

公衆電話の数について調べてみると1985年の935,000 個がピークで、2025年では約1/10まで減少しています。当たり前ですよね!

(引用:統計データベース)

2025年現在、東京駅には公衆電話は設置されていないんだそうです。高齢者もスマホや少なきウとも携帯を持つケースが増え、駅に公衆電話が無くなった事さへ私たちは気が付かないかもしれませんね。

テレホンカードの買取相場

携帯電話やスマートフォンの普及によって、使われなくなったテレホンカードを度数が残ったまま捨てずに保存してある人も多いのではないでしょうか。

しかし、未使用の一般的なテレホンカードであれば、依然として買取の対象となります。
相場としては、額面の7割未満程度で買い取られることが多く、50度数や100度数の標準的なカードの場合は、プレミア性がない限り額面通りの価値には届きません。

度数	買取価格
50度数	350円程度
100度数	700円程度

テレホンカードは、未使用のものだけでなく、途中まで使用した使用済みの穴あきカードも買取の対象となる場合があります。
もちろん、カードの残度数や状態によって買取価格は大きく変動します。
たとえば、残度数が多く、表面や角がほとんど擦れていない状態であれば、額面の一部に応じた金額で買い取ってもらえることがあります。
使用済みカードの場合、買取業者はカードに残っている通話可能度数を基準に査定を行い、額面の何割で買取可能かを判断します。

高価買取可能なテレカ

テレホンカードのうち高価買取が可能なテレカは以下の通りです。

プレミアムもの

一般的なテレカはプレミアがつくことはほとんどなく、度数に応じた価格で販売されます。

しかし例外的にプレミアがつくテレカも存在し、以下2つのポイントでプレミアがつくかどうかが決まります。

〇有名人・キャラクター・アニメ・鉄道・地方名所など

〇限定版・記念版・イベント配布

昔人気だったアイドルやタレントもの、今人気なタレントの無名なころのテレカなどです。

具体例を挙げると、かつて人気を博したアイドルやタレントのテレカは、当時のファンにとって思い出の品として価値が高まります。
さらに、現在では知名度の高いタレントであっても、まだ無名だった頃に作られたテレカは希少性が高く、プレミアが付くことがあります。

アニメなどのキャラクターものも、人気作品や限定配布のテレカはコレクター市場で高額取引されています。

また万博や国際博覧会などの有名なイベントのキャラクターをデザインしたテレカも今ではコレクターズアイテムとされます。

駅や新幹線などの開業記念のテレカがなども鉄道マニアにはたまらないカードとなります。

地方の観光地や名所をデザインしたテレカも、地域限定で配布される場合が多く、入手困難であることからコレクターに人気です。

付属品がある

プレミアムテレカの中でのテレカだけでなく付属品も保存されていればプレミアム性が高く評価されます。

付属品とは、ケース、説明書、証明書、台紙、封筒など、発行当時にセットで販売されたオリジナルの付属物を指します。

限定販売や記念販売のテレカはこの付属品が付いていることが多いですよね。

付属品はカードの発行背景や限定性を示す証拠にもなるため、希少価値を客観的に示す材料として重要です。

逆に付属品が欠けている場合、同じカードでも価値は大きく下がってしまい、コレクター市場では付属品の有無がプレミア価格を決める重要な要素になっています。

痛みが少ない

プレミアム商品として価値の高いテレカは、保存状態の良いものほど高価買取が期待できます。

しかしテレカは、放置しておくと使ってもいなのに横や表面がすれていくことがありますよね。その原因としては、テレカを入れてるケースの内側にカードの横の部分がぶつかったり、合わせて保存しておいたテレカや紙などに表面が擦れてしまうことが原因です。

また直射日光や高温多湿を避けることも重要で、色褪せや反りを防ぐことができます。

そういった意味でもプレミアムテレカでは、元の付属品のケースに保存されているテレカが最強です。

テレホンカードを買い取ってもらう方法

テレホンカードはいくつかの買取方法があります。

買取業者

テレホンカードは、買取業者でも買い取ってもらうことが可能です。
一般的な50度数・100度数の通常カードは額面に近い価格での買取が基本。

未使用で状態の良いプレミアムカードや限定版、記念品などは額面以上での買取が期待できます。
買取業者では、カードの保存状態や付属品の有無、希少性をもとに査定が行われ、店頭持ち込み・郵送・オンライン査定など複数の方法が用意されています。迅速に現金化できる点も大きなメリットです。

金券ショップ

チケットや商品券、株主優待券、プリペイドカード、新幹線の切符などが売られている金券ショップでもテレカの買取が可能です。

ただしプレミアム商品などへの対応ではなく、度数＝価格といった価値基準での買取になることが多いようです。

そのためプレミアム商品の買取の場合は、フリマアプリなどや買取業者に買取依頼をしましょう。

コレクター専門店

テレカ、記念硬貨、記念グッズなどのコレクター向け希少品を扱う専門店。金券ショップなどとは異なり希少性や保存状態、付属品の有無などを重視して査定されます。
そのため、プレミアムテレカや限定版カードは、額面以上での買取が期待できます。

コレクター専門店では、未使用・元箱付き・希少デザインなどの価値が高く評価され、希少性のあるテレカは市場価格を大きく上回ることもあります。

フリマアプリなど

数枚であればご自身でフリマアプリで売ってみるのも手です。
メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどのフリマアプリがおすすめ。
Amazonでも出品はされていますが絶対数が少ないので数多くのテレカを出品しているフリマアプリの方が多くの商品の中から選べたり強豪との価格比較ができるのでお勧めです。

フリマアプリでは未使用品としての実用品としての販売ではなく、プレミアム品としてのテレカとして販売されています。
特にヤフオクでは、アイドルやアニメなどのテレカが高額でやり取りされており特に未使用品は数千円から数十万円にもなります。

そのアイドルやアニメの作者が何らかの理由で大きく注目された場合はさらに値上がりが期待できます。

SNS

ご自身で運営しているTwitter、インスタ、facebookなどのSNSで取引するのも手です。

Twitterではハッシュタグを使用して買い手を探すこともできます。
また「こんなテレカがあるけど要りませんか」といったような投稿をすれば、あなたのフォロワーさんから「買い取りたい」という方が現れる場合もあります。

インスタでもハッシュタグの使用が可能でフォロワーやコレクターコミュニティを通しての販売が現実的です。

facebookなら、実名を使用している個チャコレクター向け売買グループで取引できるのがメリットです。

どちらにしてもSNSで取引相手の過去の投稿から信頼性をある程度予測出来てから取引すれば問題に発展することは少ないでしょう。

買取商品一覧

「銀座蔵や」で買取させていただいたテレホンカードを一部ご紹介します。

電電公社から発売されてた岡本太郎デザインのテレカ

いらないテレカまとめてセット